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2016年6月12日 (日)

残らなかったがそれもよし。フレディ&ドリーマーズ

私がオールディーズのレコード収集に熱中したのは16歳から30歳位までだったでしょう。 

高校時代はお金が制限されていますので一ヶ月に一枚がせいぜいでしたが社会人時代は月に何枚かは購入可能になりました。 

50年代中盤から60年代初期のアメリカンポップス、いわゆる代表的なオールディーズが中心になりました。 

当時イギリスのアーティストはクリフ・リチャード、ヘレン・シャピロをまず購入したと思います。 

特にクリフはヒットが多いので何回かベストヒット集を買い直したりしていると思います。

 

さて面白いのは基本米国のアーティストを優先しているため英国のいわゆるリバプールサウンドの収集がほとんどなされなかったのです。 

当時ブリティッシュグループはオールディーズの中に含めない考え方もありましたので後回しにしていた部分もあります。 

ですから早い時期に手に入れた上記以外の英国アーティストはピーターとゴードン、サーチャース、ゾンビーズ位でした。 

現在私が神保町で営業しているオールディーズロックバーのGROOVINもオープン時はリバプールサウンドのグループの音源はあまり揃ってなく、基本アメリカンポップスで営業し始め、徐々にCDで音源を追加して行きました。

 

英国からビートルズの米国進出が64年に大成功するとその後沢山のグループが同様に米国でレコードを売りまくりました。ストーンズは別格でしょうがそれ以外に特に爆発的な人気を得たのはデイブクラークファイブとハーマンズハーミッツではないでしょうか。 

二つとも米国の女性に受けるアイドル要素がありました。

 

さて本日焦点をあててみようかなと考えたのはそんな英国勢のひとつでありましたフレディ&ドリーマーズです。

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日本では65年「好きなんだ」が洋楽ファンの間でヒットした位ではないかなと思います。

 

このバンドの中心人物はボーカルのフレディギャリティであったでしょう。

 

1936年マンチェスター出身。 

50年代の英国にスキッフルという形態の音楽がブームになっていました。元来は米国の古い黒人音楽でジャズ、ブルース、フォーク、カントリーを起源にしたようなものでその後のレイスミュージック、ロックンロールの親戚みたいなものかもしれません。 

英国では名歌手ロニー・ドネガンが特に有名かなと思います。

 

当時フレディもスキッフルバンドで活動していたようです。仕事を転々としながら青春時代を送っていたようです。中でも牛乳配達は特に有名です。

 

音楽活動の中でその後主要メンバーとなる4人とバンドを結成、時代に合わせたロックンロールナンバーを演奏する事になったのでしょう。

いつしかフレディ&ドリーマーズと名乗るようになったそうです。 

ではメンバーの担当を記しておきます。

 

※フレディ&ドリーマーズ

 

フレディ・ギャリティ ボーカル 

ロイ・クリュードソン リズム・ギター 

ピート・ビレル    ベース 

デレク・クイン    リード・ギター 

バーニー・ドワイヤー ドラムス

 

このバンドの強みは卓越したフレディの歌唱力でしょう。フランキー・ヴァリのような見事なファルセットもこなせばハードなシャウトも得意、コミカルな曲、ロックンロール、ブルース、バラードなんでもこなしました。何よりも声に癖がなく実に綺麗で芯がとおっております。 

他のメンバーの演奏能力も高く、各々がボーカルも担当出来るようでした。

 

ライブ活動をして修業をしているうちEMIレコードの目にとまり63年6月に米国ジェームス・レイのブルースワルツ「恋の傷」をカバーしてレコードデビューします。 

このシングルがいきなり大ヒットします。英国チャート3位まで上がります。ウケにウケたのはそのステージアクトも重要でした。ボーカルのフレディが動きまわり他の連中も楽器を演奏しながらくるくるまわったりと観客も大爆笑のステージです。

 

2枚目のシングルはミッチー・マレイとフレディの競作「好きなんだ」 

軽快で完成されたメロディ。更に激しく飛び跳ねたり両足を左右に蹴り上げながらのアクト、バックバンドもそれに合わせて動きます。これも大ヒット2位まで上がります。

 

3枚目もやはりミッチー・マレイ作「君は僕の君」 

悪く言えば「前作とどう違うんだ」かもしれませんがそのこちらもメロディの綺麗な事。

フレディのアクトも求愛ポーズでひざまずきその後は他のメンバーと一緒に足を動かし軽やかに跳びはねます。

64年になり4枚目のシングルは「オーバーユー」 

ベスト10は逃しますが13位と好調です。この曲はギターのデレクの作品です。

 

5枚目のシングルはポールアンカのかつての小ヒット「アイラブユーベイビー」をカバー、こちらも好調に16位です。

 

6枚目「ジャストフォーユー」は陰りが出て41位でした。(ミッチー・マレイ作)

 

当時のフィルムを見ますとテレビ出演では演奏を行っていない場合が多いのではないでしょうか。エレキギターにシールド(コード)がなくアンプもない場合が多かったようです。しかしながら実際のライブを見るとアクションは小振りにはなるのでしょうが見事な演奏力です。ボーカルのフレディだけはど派手な動きですが、よく息が続くものだと思います。

 

さてこの次7枚目のシングルは米国ドゥーワップグループGクリフス等で有名な「アイアンダースタンド」でした。なんと「蛍の光」をバックに美しいメロディを歌い上げる名作なのです。フレディ達のカバーも見事にセンチメンタルな作品に仕上げました。 

久しぶりにベスト10内5位まで上がる大ヒット。この後は2曲をチャートに入れましたがその後はヒットを飛ばすことはありませんでした。

 

じゃあこれでこのバンドは終了したかと言うとさにあらずでした。

 

ビートルズが64年に米上陸後、他のバンドも人気沸騰はお話しましたがフレディ達にも運が向いてきます。65年になって以前米国では不発であった「好きなんだ」が再発売されます。

春先あれよあれよとビルボードチャートをかけ上がっていきます。

エド・サリバンショーの出演も大好評で米国中を大爆笑に巻き込みながら4月3日付でベスト10の3位に上がると翌週4月10日付でシュープリームス「ストップインザネームオブラブ」、ハーマンズハーミッツ「ハートがドキドキ」を蹴散らし2週間連続のトップを飾ります。 

ついに米国上陸に成功したのです。

 

続いて「君は僕の君」が好調で21位、「アイアンダースタンド」36位と健闘し極めつけに米国発売のみだと思いますが「ドゥーザフレディ」が18位まで上がりその笑ってしまうアクトにはザフレディというダンス名がつけられました。

 

本国では人気ももう一段落でしたが活発に作品を発表し続け69年あたりでオリジナルメンバーでの活動は終了しているようです。 

しかしその後もフレディを中心に新メンバーで活動、盛んにライブも行っていました。 

さて単にヒットチャートをなぞる感じでここまで書き込みしてしまいました。

 

彼等はアルバムも多数発表していますので今後徐々に収集したいなと思っております。

 

彼等の良さにシングルB面収録曲の素晴らしさがあると思います。

特に素敵だなと私が思うのは66年「ターンアラウンド」(英国でもヒットしていません。)のB面「ファニーオーバーユー」(フレディ作)で63年から64年にこの曲をA面で発表していればベスト10内の大ヒットであったろうと感じます。

 

結局他のバンドのように英国だけでなく米国でもいつしか人気が消えてしまったのはロックバンドとしてのサウンド変化がうまくいかなかったのだろうと思います。 

同じくほとんどサウンド変化をしなかった(私にはそう感じますが)ハーマンズハーミッツとの差はなんぞや 

あ~っ、簡単だ。アイドル性でした。 

フレディを含めバンドにはイケメンは確認出来ません。ハーマンズは超アイドルのボーカル、ピーター・ヌーンがいました。

 

さてメンバーを交代しながら長年ライブ活動を行っていたフレディは体調を悪化させ2006年5月に亡くなりました。69歳でした。 

ドラム担当のバーニーも2002年12月に62歳で世を去っております。

 

なおドリーマーズは今でも存続していてオリジナルメンバー同様楽しいアクトで欧米の観客を大喜びさせながらライブを行っております。

あの動きを入れながらよく演奏が出来るなと思うくらいです。まさにドリーマーズ精神ですね。ユーチューブ等動画でお楽しみ頂けると思います。

 

余談ですが私が現在営業中のオールディーズバーGROOVINがもし店舗名を変えるならドリーマーズ、ドリームメーカーズ等にしたいなと思う時があります。

 

フレディ達のサウンドのようにコミカルでセンチメンタルで笑って泣けるそんな雰囲気のミュージックバーをこれから構築したいなと切に願っております。長くなりました。本日はここまでです。

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